シングルマザーの方がマイホームを持ちたいと思ったとき、果たして住宅ローンを利用することができるのかという不安を感じてしまうかもしれません。
住宅ローンを借りる際に、シングルマザーであることで何か不利になることはあるのでしょうか?
住宅ローンの審査のポイントとともに注意点をチェックしていきましょう。
シングルマザーが住宅ローンを利用する際にネックになる点について
結論から言えばシングルマザーであっても、もちろん住宅ローンを利用することは可能です。
住宅ローンを利用するための審査は、誰でも平等に行われます。
もし、ネックになる部分があるとすれば、これはどんな方でも同じことですが年収や勤続年数が問題になることがあります。
住宅ローンの審査では、本人の年収と勤続年数が重視されます。
勤続年数が長ければ長いほど安定した収入があるとみなされるため、就職や転職をしたばかりの方は審査に通りにくい可能性があります。
年収は最低でも200万円から300万円は必要とされます。
また、働いている会社の安定性や将来性などを見る金融機関もあり、雇用形態をチェックされる場合もあります。
シングルマザーが住宅ローンを借りるための方法について
シングルマザーがスムーズに審査を通過して住宅ローンを利用するための方法には、次のようなものがあります。
頭金を多めに用意する
頭金を多めに用意することで借入額を抑えることができるので、審査に通りやすくなります。
住宅選びを慎重に行う
大きな家や設備の整った家など、魅力的な家はたくさんありますが、本当に必要なものだけに絞り、できるだけ土地や住宅にかかるコストを下げるようにし、借入額が上がりすぎないようにしましょう。
親子リレーローンを利用する
成人した子供がいる場合、親子リレーローンを利用することができます。
借入額を増やすことができ、自分が定年退職した後は子供が引き継いで返済をしてくれるので余裕のある返済プランを立てることができます。
シングルマザーが住宅ローンを利用する際の注意点について
シングルマザーが住宅ローンを利用する際に注意、考慮したいポイントには次のようなものがあります。
養育費のことを考えてプランを立てる
子供を育てていると、学費や思わぬ病気やケガ、保険料など、さまざまな費用がかかります。
小さいときにはお金がかからなくても成長と共に養育費は上がっていくので、そのときになって困ることのないよう、無理のない返済プランを立てるようにしましょう。
自治体の手当を利用する
賃貸住宅に住んでいる母子家庭には自治体から住宅手当が支給される場合があります。
住宅ローンを利用してマイホームを持つことと、住宅手当を利用して賃貸住宅に住むことを冷静に比較してみることも大切です。