賃貸物件を借りる前にはまとまった初期費用が必要になるので、事前に把握しておくと安心ですね。
賃貸物件を借りる際に敷金・礼金を支払うことはご存知の方は多いと思いますが、支払う初期費用は実はそれだけではありません。
この記事では賃貸物件を検討されている方に向けて、家賃以外に必要な初期費用である敷金礼金、火災保険料、前家賃についてご紹介します。
賃貸物件の初期費用:敷金礼金の役割と相場とは?
まず賃貸物件の初期費用の中で敷金礼金の役割や相場をご紹介します。
敷金とは、万が一の家賃滞納や退去の際の原状回復などに備えて事前に支払うお金です。
そのため敷金は、特に問題なく契約を終えて退去すれば借主の元へ返還されます。
敷金の相場は賃料の1ヶ月から2ヶ月です。
次に礼金とは、賃貸物件の大家さんなどにお礼の言う名目で支払うお金です。
そのため敷金とは異なり、返金されることはありません。
礼金がない賃貸物件も存在しており、駅から遠いなどあまり競争率の高くない物件では空き室を減らすために礼金ゼロに設定してあることもあります。
礼金の相場は敷金と同じく1ヶ月から2ヶ月です。
賃貸物件の初期費用:火災保険料の役割と相場とは?
賃貸物件の初期費用として、敷金礼金の他にも火災保険料を支払います。
賃貸物件を借りる場合、火災によって損害が出たときに原状回復することを目的として火災保険に加入します。
また他の物件の火災で自分の家財が燃えてしまったときの補償も火災保険に含まれます。
火災保険料の額は、契約年数や補償内容によって異なりますが、数千円から2万円程度となっています。
火災保険のプランや料金はさまざまなので補償内容を確認し比較検討することをおすすめします。
賃貸物件の初期費用:前家賃の役割と相場とは?
最後に賃貸物件の初期費用の一つ、前家賃についてご説明します。
前家賃とは賃貸物件の契約の際に、翌月分の賃料を支払うことです。
例えば3月中旬に賃貸物件に入居した場合、残りの日数にプラスして4月分の賃料も支払うことになります。
もちろん前家賃を支払っているので、4月の家賃は支払う必要はありません。
家賃を先に支払っているだけなので、他の初期費用とは性質が少し異なりますね。
家賃の前払いですので、相場などはなく単純にその物件の賃料が支払額になります。