オール電化の不動産を購入しようと検討している方は、「エコキュート」という言葉を耳にしたことがありますよね。
エコキュートと言えば、光熱費の節約ができることで知られている設備ですが、ほかにもメリットがたくさんあります。
そこで今回は、不動産の購入を検討している方に向けて、そもそもエコキュートとはどのようなものなのか、またメリットとデメリットをご紹介します。
光熱費が節約できるエコキュートの仕組みとは?
エコキュートとは、空気中の熱を集め、熱エネルギーに換える「ヒートポンプ技術」を活用してお湯を沸かす電気給湯システムのことです。
空気中の熱を集める働きをするのは二酸化炭素。
熱を含んだ二酸化炭素は、圧縮されることによって高熱になり、水に熱を伝え、お湯を沸かします。
沸かしたお湯は貯湯タンクに溜められ、いつでもお湯が使えます。
電気を使うのは空気を取り込むときと、二酸化酸素を圧縮するときだけですので、電気料金が安い夜間にお湯を沸かすため、光熱費の節約につながるわけです。
光熱費の節約以外にもエコキュートにはメリットがいっぱい!
では具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
●電気代が安くなる
●ガスを使うよりも割安
●環境に優しく安全
●災害時にはタンクのお湯が使える
まず電気代が安くなるだけでなく、ガス給湯器よりも割安でお湯が沸かせます。
またガスや石油を燃やすことがないので、空気を汚さない環境にやさしい仕組みです。
さらに災害が発生して断水してしまった場合には、貯湯タンクからお湯を取り出し、生活用水として使えますよ。
光熱費の節約はできるがエコキュートにはデメリットもある!
メリットが多いエコキュートですが、デメリットもいくつかあります。
エコキュートを設置する際は、両方を知った上で検討してくださいね。
●導入する際はガス給湯器より費用がかかる
●お湯を沸かすのに時間がかかる
●夜間の運転音が気になる
まず導入費用が割高になる点はデメリットですよね。
購入する不動産にエコキュートを導入する場合は、予算に入れて資金計画をたててください。
エコキュートを使う上で注意したいのがお湯切れです。
貯湯タンクのお湯を使い切ってしまうと、次にお湯が使えるようになるまで時間がかかります。
また電気料金が安い夜間に稼働させるため、運転音が気になったり、隣家と騒音トラブルになったりする可能性があります。
設置場所は、深夜の運転音を想定して決めましょう。