1階建て住宅である「平屋」は、通常の2階建て物件に比べ、売却しづらい物件だといわれています。
しかし一方で、平屋に魅力を感じ、平屋を狙って物件を探されている方も少なくありません。
今回は、平屋が売れにくいといわれる理由やメリットとデメリット、さらに売却する際のコツを解説します。
実際平屋は売却しづらい!?売れにくいといわれる理由とは?
平屋は、1階建てであるがゆえに部屋数が限られてしまうため、家族の人数が多い家庭には適していない構造です。
そのため、家族構成の問題で、はなから平屋を選択肢から外しているケースも少なくありません。
また、平屋を希望する方は、間取りや立地に強いこだわりを持った方が多いため、条件がマッチせず、なかなか購入に至らないことも多くあります。
しかし一方で、階段の上り下りがなくすべての生活が1階で解決する平屋は、高齢者やお子さんが巣立った夫婦にとって非常に魅力的な物件であり、近年、そのニーズは右肩上がりとなっています。
実際平屋は売却しづらい!?平屋のメリットとデメリット
先ほども少し触れたように、平屋は階段の上下移動がなく平行移動のみで生活できるのが特徴です。
効率的な生活導線を作りやすく、重い布団干しなども楽にできるため、家事に費やす時間や負担を軽減できます。
また、お子さんを見守りやすい環境であるうえ、階段から転落してしまう心配もなく、子育て中のご家庭にも最適です。
一方で、周りに高い建物がある場合、日当たりや風通しが悪くなりやすいというデメリットもあります。
また、居住スペースが1階のみであるため、家族間でのプライバシーを確保しづらい点も、懸念点の1つです。
実際平屋は売却しづらい!?売却する方法や注意点とは?
平屋に限らず、物件を売却する際は、状態をきれいに整えておくことが大切です。
特に高さのない平屋は、屋根のメンテナンスも入念におこないましょう。
また、平屋ならではの魅力やメリットをしっかりアピールすることも大切です。
ただし、木造一戸建て住宅は、築25年で価値がほとんど失われてしまいます。
そうなってしまうと、たとえリフォームしたとしても、買い手を見つけるのがなかなか難しい状況です。
場合によっては、建物を解体し更地の状態にしてから売却したほうが、高い価格でスムーズに売却できる可能性があります。
とはいえ、解体すべきかどうかの判断は非常に難しいため、自己判断せず、不動産会社へ相談しましょう。