賃貸物件には両隣に部屋がある中部屋と、窓が二面以上ある角部屋があります。
採光がとれるので角部屋のほうが人気もありますが、中部屋にもメリットがあるので、それぞれの部屋の特徴を知っておきましょう。
そこで今回は賃貸物件で暮らしている方や転居を検討されている方に向けて、中部屋とはどのような部屋なのかをご紹介いたします。
賃貸物件における中部屋と角部屋の家賃比較
賃貸物件の家賃は、一般的に中部屋よりも角部屋のほうが高い傾向にあります。
これはマンションやアパート内において角部屋のほうが部屋数が少ないため、その希少性の高さが家賃にも表れているのです。
また角部屋は窓が多いので、施工費がほかの部屋より高いことも家賃に影響しているようです。
家賃のほかにも、光熱費も角部屋のほうが高くなる傾向があります。
これは断熱材を使用した壁で囲われている部屋よりも、角部屋のほうが外気の影響を受けやすく、エアコンの使用頻度が高くなるためです。
中部屋の賃貸物件は騒音が気になる?
中部屋は壁が外と接していないため遮音性が高く、車が走る音や工事の音など室外で発生する騒音が響きにくい特徴があります。
そのため賃貸物件を探す際は周辺の環境をチェックし、大通りに面しているなど室外の騒音が気になりそうな場合は、中部屋を選ぶのもおすすめです。
一方で部屋の両端が隣室と接しているため、物件の構造によっては足音や話し声などの生活音が響く賃貸物件もあるので注意しましょう。
中部屋の賃貸物件はどのように換気をすれば良い?
では窓が一面しかない部屋では、どのように換気をすれば良いのでしょうか?
玄関を開ける
窓と玄関の両方を開けると風の通り道ができるので、空気を循環させることができます。
玄関は全開にする必要はなく、ストッパーなどを用いて10センチほど開けるようにしましょう。
換気扇を回す
窓と対角線上に換気扇がある場合は、稼働させると風の通り道ができるので、空気を循環させることができます。
玄関のドアを開ける必要がないので、女性にもおすすめの方法です。
サーキュレーターを使う
窓に向かうようにサーキュレーターを設置して稼働させると、空気を循環させることができます。
また部屋干しした洗濯物を早く乾かす効果もあるので、取り入れてみましょう。