つい掃除を忘れがちなベランダですが、近隣から飛んでくる枯葉やごみなどにより気がついたら汚れていることも少なくありません。
今回は賃貸物件への入居または転居をお考えの方に向けて、賃貸物件のベランダ掃除の注意点をご紹介します。
賃貸物件のベランダの掃除方法は?排水溝を掃除するときの注意点
賃貸物件のベランダは砂や土、外気の汚れ、ホコリ、枯葉などによって汚れています。
まず掃除をするときは、ベランダに設置している植木鉢などを一度撤去し、枯葉やごみなどを取り除きます。
ほうきや掃除機などで取れない床の汚れは、濡らした新聞紙を使用すると効率的です。
汚れがひととおり綺麗になったら、住宅用中性洗剤や重曹水を使って汚れをこすり落とします。
手すり部分や室外機も汚れているので、同様に洗剤を使用して掃除しましょう。
最後は水でしっかり洗剤を流し、固く絞った雑巾で拭くのがおすすめです。
ベランダの排水溝に水を流す際は、賃貸物件の場合は注意が必要です。
賃貸物件によっては、ベランダの排水溝が隣の家とつながっていることがあります。
そのため大量の水を流すと、隣のベランダの排水溝から水が溢れてしまうこともあります。
掃除で水を使用する際は階下の洗濯物を濡らししまうこともありますし、近隣に迷惑がかからないように配慮して掃除することが大切ですね。
賃貸物件のベランダ掃除は業者に任すべき?その線引きは?
ベランダ掃除は専門のクリニーング業者に依頼することも可能です。
先ほどご紹介したような簡単な掃除でしたらご自身でも可能ですが、長年のこびりついた汚れや鳥のフンなどの衛生面が心配なときは業者に依頼すると良いですね。
業者に頼む場合に発生する費用はベランダの広さや、コーティング処理などのオプションの有無によってもさまざまです。
費用を抑えたいときは複数の業者に見積を依頼して、口コミなどをチェックしてみるのもおすすめです。
賃貸物件のベランダ掃除は退去時は必須?原状回復の義務は?
結論から申しあげますと、賃貸物件の退去の際はベランダ掃除は必須です。
賃貸物件は原状回復の義務があり、常識の範囲を超えた汚れなどがあるとクリーニング代などを別途請求される恐れがあるからです。
特に排水溝のつまりは借主の責任とされやすいので、日常からしっかりと掃除しておきましょう。
その他にも私物の撤去や目立つ汚れの除去をしておくことをおすすめします。