「今住んでいる家を任意売却したらどうかと提案を受けたけれど、どうすればいいのだろう」「どんな流れで進むのかな」このような不安を抱えている人は多くいます。
今回は、不動産の任意売却とは何か、メリットや流れを解説していきます。
売却を検討している人、不動産を持っている人は必見です。
不動産の任意売却とは?
任意売却とは、住宅ローンを半年以上滞納、より良い条件で売却することを指す言葉です。
誰でもできるわけではなく、条件を満たした人のみ可能です。
●住宅ローンの支払いができない
●住宅ローン以外に借金などの債権を持ち、自宅が差し押さえになってしまった
●自己破産手続きをした
債権回収会社や保証会社に移ったあとの選択肢として、任意売却があるのです。
不動産の任意売却とは?メリットをご紹介
先ほどの条件を見ると、あまり良いイメージを持たない人もいるかもしれませんが、メリットもありますので1つずつ見ていきましょう。
周囲にばれにくい
通常の仲介売却と差が少なく、価格も同様になることが多いでしょう。
売却方法も通常の場合とあまり変わらないので、周囲の人に任意売却していると知られにくいでしょう。
売却価格から手数料支払い可能
競売にかけられてしまうと手数料は自己資金で準備、支払いが必要になります。
しかしに任意売却は売却価格から手数料の支払いができるため、自己資金が少ない人に向いています。
状況によりますが、控除が認められることもあるため、ぜひ相談してみましょう。
不動産の任意売却とは?流れをみていこう
売却の流れは、通常の不動産売却とは少し異なります。
ローン残高と物件査定価格の比較
査定価格とローン残高の金額を見比べ、オーバーローンになるのかアンダーローンになるのかチェックします。
アンダーローンの場合、この後の債権者からの同意を得られないことがほとんどです。
債権者から同意を得る
売却することはもちろん、売却価格もここで決められます。
売却開始
通常の売却と同じように、内見対応などをおこないます。
ただし、売却期限が設けられているので注意が必要です。
売買契約を結び、引き渡し
ここも通常の不動産売却と同様です。
残債の返済計画
債権者との間で、月々の返済額を決めます。