マンションやアパートなどの集合住宅のなかには、セキュリティ対策のためにオートロック方式を採用している物件も多くなっています。
賃貸探しをおこなう場合には、この方式がどういったものなのかをしっかりと理解していた方が良いでしょう。
ここでは、オートロックの特徴や注意すべき点などをご説明していきます。
賃貸住宅に設置されているオートロックとは
近年ではファミリー向けアパートやマンション意外にも、一人暮らし用の集合住宅にもオートロック式を採用している物件が増えています。
このタイプでは、建物のエントランスにドアが設置されています。
このドアは閉まると同時に施錠されるので、容易に不審者が侵入できないというメリットがあります。
方式はさまざまあり、とくに多いのが集合キー式タイプです。
これは部屋ごとに個別のキーが用意されており、このキーを使って解錠をします。
またエントランス部分にテンキーを押す機器が設置されており、暗証番号を押すタイプもあります。
さらに最近では、カードキーや指紋認証など、新しい方法も採用されてきています。
賃貸住宅のオートロックによる置き配の可否
置き配とは、建物に宅配ボックスが設置されていない場合に、玄関などに荷物を置いておくサービスのことを指します。
以前であればオートロック方式を採用していた建物では、配達員が内部に入れないので、このサービスは対象外となっていました。
しかし最近ではスマートロックを導入することで、このサービスを受けられるようになりました。
スマートロックとは配達員がデジタルキーを使用し、エントランスの解錠をおこなうというシステムです。
また専用のアプリも登場しており、これを利用すれば置き配を利用することができます。
配達員が部屋番号を入力するとスマホに通知が来るので、スマホを使って解錠を行います。
オートロック式の賃貸に救急車が来た際の対応
体調が急変した場合に、救急車を呼ばなければならないこともあり得ます。
オートロック式の賃貸住宅の場合には、あらかじめ部屋の鍵を開けておくことが必要です。
またエントランスにあるドアの解錠ですが、一般には救急隊員が管理会社か大家さんに連絡をして対応をしてもらいます。
また暗証番号式のオートロックの場合は玄関部分にある非常用解錠ボタンを押せば、救急隊員が内部に入ることができます。