不動産を購入する際は、必ず重要事項説明がされます。
専門用語ばかりで理解するのは難しいイメージがありますが、中身は無視できない重大な情報ばかりです。
これから、難しい重要事項説を理解しやすくするためのポイントや注意点を解説するので、ぜひ最後までご覧になってください。
不動産購入時の重要事項説明とは
重要事項説明とは、買主の保護を目的とした、宅地建物取引業法に定められた手続きのことです。
買主の多くは不動産の知識を持っていることは少なく経験も少ないため、異なった認識や思い違いなどで、大きな損害を被る可能性があります。
そのようなリスクを避けるために、宅地建物取引士の資格を持った担当者に重要事項を説明することを義務付けているのです。
重要事項説明の内容は大きく分けて、物件に関する事項、取引条件に関する事項の2つで、マンションの場合はさらに内容が追加されます。
不動産購入時の重要事項説明で重視すべきポイント
家や建物を買う際に必要となる重要事項説明では、気をつけておくべきポイントが2つあります。
1つ目は、事前に説明を受ける内容をある程度理解しておくことです。
重要事項説明は、基本的に契約が成立した当日におこなわれますが、内容は複雑で難しいため、一回の説明ですべてを理解するのは困難です。
なので、事前に業者から書類のコピーをもらって、読み込んでおきましょう。
2つ目は、説明者が宅建士かどうかです。
法律で重要事項を説明する時は宅建士がおこなわなければいけない決まりになっているので、重要事項の説明を受ける際は、説明してくれる人が宅地建物取引士かどうか確認しましょう。
重要事項の説明は、専門的な知識を理解した資格保有者がおこなわなければいけません。
なので、説明を受ける前に、本当に宅建士なのかどうか資格の提示を要求して確認しましょう。
不動産購入時の重要事項説明を受けるときの注意点
重要事項の説明を受けるときの注意点は3つあります。
1つ目は、建築を予定している建物が本当に建てることができるのかに関わってくる、法令上の制限です。
建築基準法と都市計画法によって定められた規則を違反してしまうと、予定していた建物が建てれなくなる可能性があるので、注意して見ておきましょう。
2つ目は、ガス、電気、給排水などのインフラ整備がきちんとなされているかです。
整備がされているかに加え、公営か施設かどうかも見ておきましょう。
公営なら問題はないですが、施設の場合は負担金が必要になってくる可能性があったり、将来的に改修の必要性が出てくるかもしれません。
3つ目は道路との関係や傾斜があるかどうかなどの、土地や建物の状態です。
道路と土地が面しているか、家は傾いていないか、パンフレットどおりに建築されているかなどの状況を把握して、気になるところがあれば必ず質問するようにしましょう。