「賃貸物件とマイホームどちらがいいの?」というのは、よく耳にするテーマです。
ライフスタイルや家族構成など、さまざまな視点から比較することが大切です。
そこでこの記事では、マイホームと賃貸物件の家賃の比較や契約する保険ついて解説します。
賃貸物件とマイホームの家賃を比較
家を選ぶ際の重要なポイントが家賃ですよね。
賃貸物件とマイホームを比較した時、一番の大きな違いは初期費用の額です。
賃貸物件の初期費用は敷金、礼金、仲介手数料などで、家賃5か月分程度が目安です。
気軽に引っ越しをしたい方は、賃貸物件がおすすめ。
勤務先によっては賃貸物件に住んでいる場合補助が出ることもあるので、月々の費用が抑えられます。
また建物が老朽化しても、毎月支払う「管理費」「共益費」が補修費用に使われるので、追加の負担がありません。
しかし、マイホームと比較すると家賃をずっと支払い続けなければならないので、老後の生活費をしっかりと備えておきましょう。
マイホームのメリットは、住宅ローンの支払いが終われば、固定資産税や諸費用のみの出費で暮らせることです。
マイホームは資産になるので、子どもなどに資産を残すことができます。
しかし、マイホームの購入には多額の初期費用がかかり、頭金は購入価格の1~2割ほど、諸費用も合わせると数百万円単位の金額になります。
また、賃貸物件と比較すると維持費や修繕費が高くなる傾向があります。
ほぼ同じ条件の「賃貸物件」と「マイホーム」の50年間住み続けた場合、支払額にあまり大きな差はないといわれています。
賃貸物件とマイホームで入る保険の比較
入る保険の比較:賃貸物件
賃貸物件を借りるときは、火災保険を契約します。
火災保険の補償の対象は、「建物」と「家財」に別れています。
賃貸物件の場合は大家さんが建物を契約しているので、入居者は所有している家財に対する保険を契約します。
契約する火災保険には、「入居中の火事で室内が破損した場合に、大家さんに対して原状回復費用を補償する特約」と「近隣に燃え移った場合の責任を保証する特約」が付帯しているのが一般的です。
入る保険の比較:マイホーム
マイホームを購入したときに入る保険は主に「火災保険」「地震保険」の2つで、賃貸物件と比較すると、契約するものが一つ増えます。
マイホームを購入したときに、契約する火災保険の補償内容は、火災や落雷などの自然災害です。
家財が盗難された、破損したなどは対象外になっていることが多いので、「家財保険」は別で加入する必要があります。
地震保険の補償内容は地震による火災や噴火、津波などで、単独では契約できず、火災保険とセットで契約します。